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上大静脈症候群はどんな病気か 心臓にもどってくる静脈は2本あります。ひとつは頭や腕の静脈血を右心房にもどす上大静脈、もうひとつは足や内臓の静脈血を右心房にもどす下大(かだい)静脈です。上大静脈症候群とはその名前のとおり、上大静脈が閉塞または外部からの圧迫によって狭くなる病気で、静脈血の還流障害を起こします。 その一方で、心臓は一所懸命に血液を動脈に送り出しているので、通過障害があると帰り先のなくなった血液は、頭や腕にたまるばかりとなり(うっ血)、やがて頭や腕がむくんできます(浮腫)。 原因は何か 近年、この病気が注目されるようになってきたのは、日本における肺がんの増加と関係しています。この病気の原因の75~80%は肺がんで、逆に肺がんの2~3%にこの症状が現れるといわれています。そのほかに、縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)や胸部大動脈瘤(きょうぶだいどうみゃくりゅう)なども原因となります。 症状の現れ方 血液の還流障害なので、症状は先に述べたような頭や腕のむくみですが、閉塞の場所、速度、程度、側副血行路(そくふくけっこうろ)(通常の血流が防げられることによって生じる静脈血のバイパス)の発達の程度によって、その現れ方は異なります。前腕部皮静脈の拡張や、まぶたのむくみなどで気がつくこともあります。 検査と診断 静脈の閉塞があると、腕の静脈圧が上昇してきます。腕で静脈圧を測ったり、静脈造影を行って、狭窄(きょうさく)があるかどうかを確認できます。最近では、症状からこの病気を疑った場合には、胸部のCTやMRI検査を行い、縦隔において上大静脈の通過障害を起こすような腫瘤(しゅりゅう)、たとえば肺がんなどがないかを検査します。 治療の方法 上大静脈症候群はあくまでも症状から名付けられた病態名なので、その原疾患の治療を優先します。たとえば、良性腫瘍であれば手術による摘出が可能ですし、悪性リンパ腫ならば放射線治療を行うことになります。ただし、肺がんが原因で上大静脈症候群が起こった場合には手術ができない例がほとんどです。 上大静脈症候群に気づいたらどうする 上半身のむくみに気づいたら、そのほかの症状がなくても、肺がん、縦隔腫瘍、胸部大動脈瘤などを考えて、内科の受診が必要です。 多くはがんの進行による 上半身から戻ってきた静脈血を心臓に送る上大静脈、下半身から戻ってきた静脈血を心臓に送る下大静脈に閉塞[へいそく]が起こると、独特な強いうっ血症状が現れます。 上大静脈が閉塞してみられる上大静脈症候群はいろいろな原因で起こりますが、肺がん、縦隔腫瘍[じゆうかくしゆよう]によるものが大半で、顔面のむくみ、上肢の腫脹[しゆちよう]、静脈の拡張などを伴います。多くはがんの進行によって生じ、原因疾患の治療が重要ですが、放射線療法や手術によって症状をやわらげることはできます。 下大静脈も上大静脈と同じく腎がんや肝がんなどの悪性腫瘍によるものが多いのですが、わが国では肝静脈が流入する中枢部の下大静脈閉塞[かだいじようみやくへいそく]がみられ、バッド・キアリ症候群(Budd-Chiari症候群)、下肢[かし]の腫脹のほか、腹水、肝障害など複雑な症状を示すため注目されています。先天性に膜状物がこの部分にあり、血栓[けつせん]をつくって症状は悪化するといわれています。 手術方法にもいろいろな工夫がなされてきています。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 SVC症候群 (画像-023)これはSVC症候群です。上大静脈 (superior vena cava)というのは,頭と両腕からくる血管が一緒になった静脈をいいます。そこが圧迫されるのが上大静脈症候群です。たとえば,ここが腫瘍で完全に圧迫されていて,そこから細々と血管が出ています。 そういう場合,腕や顔がパンパンに腫れます。血液が戻っていかないからですね。家族は「最近太ってきたね」と最初は言いますけど,体は全然太っていません。で,どうもおかしいということで,近所の病院に行くと「腎臓が悪いんじゃないか」ということで腎臓を調べる。実際,下半身をみればわかると思いますが,写真をとってみても「どうもないんじゃないか」と思われます。ですが,CTまでとって調べてみると,ここにこんなに大きな腫瘍があって,静脈を圧迫していることがわかります。それによって,血液の流れが悪くなり顔が腫れ,腕が腫れています。これがSVC症候群と言われるものです。
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腫瘍崩壊症候群(しゅようほうかいしょうこうぐん、英:tumor lysis syndrome)または腫瘍融解症候群(しゅようゆうかいしょうこうぐん)とは抗がん剤治療や放射線療法等でがん細胞が短時間に大量に死滅することで起こる症候群で、主にがん細胞が壊れる際に核酸からヒポキサンチンが発生、キサンチン酸化酵素により尿酸へ代謝されることで起こる。 症状は、高尿酸血症、高リン酸血症、低カルシウム血症、代謝性アシドーシス、高カリウム血症から起こる急性腎不全や呼吸不全を引き起こす。 特に血液中に大量に腫瘍細胞がある(白血病)場合や、臓器浸潤がある場合、最初から腎疾患がある、血清中尿酸やリン値が高いなどが見られるならばこの症候群に注意すべきである。 この症候群は治療開始後、12 - 24時間以内で高確率で起こるので治療開始直後から翌日までは、尿量、尿pH, 血清中LDH, 電解質(Na, K, Cl, P, Ca)濃度、腎機能検査(血清中クレアチニン、BUN、尿酸値)、心電図のチェックが必要である。 腫瘍崩壊症候群は腫瘍細胞の薬剤に対する感受性に依存するもので、治療内容が非常に強力な多併用化学療法ではない場合でも、発症する。急性リンパ性白血病にてステロイド剤単独の使用で発症した例もある。 予防には水分補給と尿のアルカリ化、それにアロプリノール(商品名ザイロリック、アロシトール)の投与が必要である。
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吸収不良症候群と過敏性腸症候群は違う病態 脂肪便が第一症状←→過敏性腸症候群では脂肪便はない
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1962年、Bartterらは成長障害のある黒人男性に高アルドステロン血症、低K血症とアルカローシス、腎組織において傍糸球体装置の過形成を認め、これを報告した。以降、Bartter症候群は低K性代謝性アルカローシスを呈する疾患の一般的な呼称となった。しかし、長年に渡りその一元的原因は不明であった。アンギオテンシン受容体異常説、プロスタグランディン(prostaglandin; PG)産生過剰説などが考えられたが、症状がフロセミド投与の副作用に類似している事から、その作用点であるヘンレ(Henle)上行脚のイオンチャネルであるNKCC2(NaK2Cl共輸送体)の障害が推定されていた。 現在ではBartter症候群の本態はヘンレ上行脚のNKCC2の機能不全(一次的ないし続発的)によるClの再吸収障害であると考えられている。 新生児型Bartter症候群 胎児多尿の為に羊水過多・早産などの周産期異常が見られる。出生後も高度の多尿が続き、重篤な水・電解質異常を引き起こす。また、著明な高Ca尿から腎石灰化を引き起こし小児期に末期腎不全に至る例もみられる。外観上で三角顔などの特徴を呈する事がある。 古典型Bartter症候群 一般的に新生児型よりは軽症であるが、乳児期から幼児期にかけて体重増加不良、成長障害などを伴う。腎における水分の保持能が十分でなく感冒や胃腸炎の際には脱水症状を呈しやすく、Kは2meq/lを下回る重篤な低K血症をとる事もまれではない。その際、代謝性アルカローシスからくるテタニーや脱力に加え、嘔吐などの消化器症状も伴いやすい。 1977年の厚生省におけるホルモン受容体異常症調査研究班が示したBartter症候群の診断基準を以下にしるす。 ・血漿レニン活性の高値 ・血漿アルドステロンの増加 ・低カリウム血症 ・代謝性アルカローシス ・正常ないし低血圧 ・アンギオテンシンⅡに対する昇圧反応の低下 ・神経性食思不振症、慢性の下痢、嘔吐や下痢、利尿薬の長期投与がない ・腎糸球体で傍糸球体装置の過形成を証明する事が望ましい(小児では不要) 治療 インドメタシン他に抗アルドステロン剤、ACE阻害剤も検討される事がある。 Bartter症候群には、新生児期からの症状の重篤度・治療介入により成長・発達はさまざまな程度をとりうる。基本的には成長障害はある例が多い。生涯、補充療法を要する。原疾患による腎不全への進展の他に、治療で用いるインドメタシンも腎障害があり腎予後に関しては慎重な経過観察を要する。
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F 上大静脈症候群 102A53 50歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前から咳嗽と労作時呼吸困難とが出現し,徐々に増悪した。3日前から顔面と上肢とに浮腫が出現した。胸部右側で呼吸音の減弱を認める。胸部エックス線写真を別に示す。経気管支擦過細胞診はクラスⅣである。 考えられるのはどれか。 a 心不全 b 癌性リンパ管症 c 上大静脈症候群 d Pancoast症候群 e Lambert-Eaton症候群 × a × b ○ c × d × e 正解 c
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A Cushing症候群 101F63 Cushing症候群でみられるのはどれか。 a 乏尿 b 抑うつ c るいそう d 白血球減少 e 低カルシウム尿症 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100F54 68歳の男性。3か月前からの体重増加,全身倦怠感および浮腫を主訴に来院した。身長 171cm,体重 72㎏。軽度の満月様顔貌,中心性肥満および両下肢の浮腫を認める。脈拍 78/分,整。血圧 162/106mmHg。尿所見:蛋白 1+,糖(-)。血液所見:赤血球 486万,Hb 15.3g/dl,Ht 46%,白血球 8000。血清生化学所見:総蛋白 6.6g/dl,アルブミン 4.0g/dl,総コレステロール 259mg/dl,AST 29単位,ALT 56単位,LDH 412単位(基準 176~353),ALP 117単位(基準 260以下),Na 149mEq/l,K 2.6mEq/l,ACTH 490pg/ml(基準 60以下),コルチゾール 35μg/dl(基準 5.2~12.6),ガストリン 2600pg/ml(基準 20~160)。頭部MRIで下垂体に異常所見を認めない。腹部造影CTで膵臓に数個の腫瘤,肝臓にも多血性の多発性腫瘤を認める。 この患者でみられるのはどれか。 a 血中デヒドロエピアンドロステロンサルフェート〈DHEAS〉濃度高値 b CRH試験でACTH増加 c メチラポン試験でACTH増加 d デキサメサゾン抑制試験(8mg/日,2日間)で尿中17-OHCS低下 e 副腎シンチグラフィで一側性の集積増加 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 異所性ACTH産生腫瘍によるCushing症候群 99E60 Cushing病を参照
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 作品名 多淫症候群 ブランド名 TinkerBell 価格 3,150円 サンプル画像 ■□■ストーリー■□■ 都内の私立大学に通う女子大生の主人公は、平凡そうな外見とは裏腹に人には言えない秘密の趣味を持っていた。 彼女の趣味とはアブノーマルな快楽に耽ること。元々好奇心旺盛で行動的な彼女は 雑誌で見たりふと思いついた様々な淫らな行為を数多く実践してきた。 今日も淫らな妄想が頭のなかで膨らんでいく……。
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A 基本的疾患・症候群 小項目 正常妊娠,妊娠悪阻,子宮外妊娠(異所性妊娠),認知症,アルコール・薬物依存症,うつ病,双極性障害(躁うつ病),統合失調症,不安障害(パニック障害,社会不安障害),身体表現性障害(心気症,心身症),ストレス関連障害(外傷後ストレス障害(PTSD),急性ストレス障害),睡眠障害,睡眠時無呼吸症候群,湿疹・皮膚炎,接触皮膚炎,アトピー性皮膚炎,蕁麻疹,ウイルス性発疹症(麻疹,風疹,水痘,ヘルペス),結膜炎,角膜炎,白内障,緑内障,糖尿病・高血圧・動脈硬化による眼底変化,急性中耳炎,良性発作性頭位眩暈症,アレルギー性鼻炎,急性・慢性副鼻腔炎,上気道炎,扁桃炎,急性気管支炎,急性細気管支炎,気管支喘息(小児喘息を含む),肺炎,胸膜炎,慢性閉塞性肺疾患(COPD),肺結核,慢性呼吸不全,肺癌,自然気胸,緊張性気胸,気道閉塞,急性呼吸不全,急性呼吸促(窮)迫症候群(ARDS),肺循環障害(肺梗塞,肺塞栓症),肺水腫,うっ血性心不全,過換気症候群,不整脈,先天性心疾患,弁膜症(僧帽弁膜症,大動脈弁膜症),急性心筋梗塞,急性冠症候群,狭心症,心筋症,高血圧症,動脈硬化症,急性大動脈解離,大動脈瘤破裂,閉塞性動脈疾患,深部静脈血栓症,下肢静脈瘤,胃食道逆流症(逆流性食道炎(GERD)),胃・食道静脈瘤,食道癌,胃潰瘍,十二指腸潰瘍(消化性潰瘍),食道癌,急性胃腸炎,便秘症,乳児下痢症,急性虫垂炎,炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,Crohn病),機能性消化管障害(機能性ディスペプシア,過敏性腸症候群),大腸癌,痔瘻,痔核,急性・慢性肝炎,脂肪肝,肝硬変,肝不全,肝性脳症,肝癌,胆石症,胆嚢炎,胆管炎,急性・慢性膵炎,膵癌,鼠径ヘルニア,腸閉塞,腸重積症,汎発性腹膜炎,鉄欠乏性貧血,二次性貧血,急性白血病,出血傾向,播種性血管内凝固(DIC),悪性リンパ腫,急性・慢性糸球体腎炎症候群,ネフローゼ症候群,急性腎盂腎炎,尿路感染症,糖尿病性腎症,急性・慢性腎不全,腎癌,膀胱癌,尿路結石,前立腺肥大症,前立腺癌,子宮内膜症,月経困難症,卵巣癌,子宮筋腫,子宮頸癌,子宮体癌,更年期障害,緊張型頭痛頭痛,片頭痛,脳出血,くも膜下出血,頭蓋内血腫,脳梗塞,脳卒中後遺症,Parkinson病,髄膜炎,脳炎,脳症,熱性けいれん,てんかん,脳性麻痺,変形性脊椎症,脊柱管狭窄症,椎間板ヘルニア,肩関節周囲炎,変形性関節症,関節リウマチ,骨折,頭部外傷,脊髄損傷,甲状腺機能亢進症・低下症,糖尿病,メタボリックシンドローム,脂質異常症(高脂血症),高尿酸血症,痛風,骨粗鬆症,乳癌,アナフィラキシー,薬疹,敗血症,急性食中毒,皮膚潰瘍,褥瘡,熱中症,寒冷による障害 102C11 尿毒症でみられないのはどれか。 a 嗄声 b 乏尿 c 貧血 d 肺水腫 e 意識障害 × a ○ b ○ c ○ d ○ e 正解 a 102C23 28歳の女性。激しい頭痛を主訴に来院した。19歳ころから拍動性の右側に頭痛を自覚している。頭痛は嘔吐を伴い,吐き終わると少し楽になると言う。頭痛持続中は強い光と大きな音とがつらく,暗い部屋でじっとしていることが多かった。大学生のころには頭痛は定期試験が終了した後などに限られていたが,卒業後就職したころから週に1回は出現するようになり,欠勤することが多い。最近は,月経開始2日前から開始2日後にかけて激しい頭痛が出現している。頭痛出現に先行する症状は特にない。神経学的所見に異常はない。母親にも同様の頭痛がある。 考えられるのはどれか。 a 緑内障 b 偏頭痛 c 頚椎症 d 副鼻腔炎 e 緊張型頭痛 × a × b ○ c × d × e 正解 c 102C24 28歳の女性。hMG-hCG療法による体外受精・胚移植施行後7日目に,著明な腹部膨満と腹痛とを主訴に来院した。身長 160cm,体重 56kg。体温 36.6℃。脈拍 88/分,整。血圧 90/48mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部超音波検査で大量の腹水貯留と蝶形10cmに達する両側卵巣腫瘤とを認める。尿所見:蛋白(-),糖(-)。尿量:10ml/時。血液所見:赤血球 590万,Hb 16.9g/dl,Ht 55%,白血球 13000,血小板 34万。血液生化学所見:糖蛋白 5.1g/dl,アルブミン 2.7g/dl,尿素窒素 23.0mg/dl,クレアチニン 1.3mg/dl,Na 139mEq/l,K 4.8mEq/l,Cl 109mEq/l。 対応として適切なのはどれか。 a 輸血 b 経過観察 c 電解質輸液 d 昇圧薬投与 e 高浸透圧利尿薬投与 × a × b ○ c × d × e 利尿薬により循環血液量の更なる低下を引き起こす(禁忌) 正解 c 診断 卵巣過剰刺激症候群(OHSS) 102F10 労作性狭心症で正しいのはどれか。 a 発作は空腹時に起こる。 b 痛みは呼吸で変動する。 c 痛みは数秒間持続する。 d 痛みは頚部や肩に放散する。 e 針で刺すような痛みである。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 102F24 45歳の女性。3週前からの抑うつ気分と自責感とを主訴に来院した。 診断に重要な症候はどれか。 a 不眠 b 食欲亢進 c 皮膚掻痒感 d 下肢脱力感 e 不正性器出血 ○ a × b × c × d × e 正解 a 102H27 23歳の女性。喘鳴と息切れとを主訴に来院した。1年半前から風邪をひくと喘鳴と息切れとが出現し,風邪が治るといつも消失していた。1週前にも同じ症状が出現し,息切れがこれまでで最も強かったが,週末を挟んで症状が軽減してから受診した。身長 154cm,体重 46kg。体温 36.5℃。呼吸数 16/分。脈拍 80/分,整。血圧 112/64mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.41,PaO2 86Torr,PaCO2 39Torr。 考えられるのはどれか。 a 急性気管支炎 b 気管支喘息 c 気管支拡張症 d 胸膜炎 e 肺結核 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C33 頭部単純CTを別に示す。 診断はどれか。 a 脳出血 b 脳梗塞 c くも膜下出血 d 急性硬膜外血腫 e 急性硬膜下血腫 × a × b × c × d ○ e 正解 e 101C36 肝硬変の検査所見で正しいのはどれか。 a 血小板増加 b プロトロンビン時間延長 c アルブミン増加 d γ-グロブリン減少 e コリンエステラーゼ増加 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C37 片頭痛でみられないのはどれか。 a 拍動性頭痛 b 視覚の異常 c 音への過敏 d 悪心・嘔吐 e けいれん ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 101C38 仕事ができないという患者の訴えで,うつ病の可能性が高いのはどれか。 a 「やりたくないので仕事のことは考えないようにしています」 b 「やらないといけないのですが頭が回りません」 c 「上司にすぐ怒られるので,したくありません」 d 「この仕事は自分にはあっていません」 e 「ものを考えるとすぐ眠くなります」 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C39(採点除外) 特発性てんかんで正しいのはどれか。 a 環境要因が原因として重要である。 b 脳腫瘍が原因となることがある。 c 有病率は10%である。 d 幼小児期の発症が多い。 e 女性に多い。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 101D15(採点除外) 36歳の男性。急に出現した頭痛と右眼瞼下垂とを主訴に来院した。意識は清明。右瞳孔は左より大きく対光反射は消失している。 最も考えられるのはどれか。 a 片頭痛 b 脳梗塞 c 脳出血 d 緊張型頭痛 e くも膜下出血 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 動眼神経麻痺を伴うくも膜下出血 101D16 45歳の女性。体動時の息切れを主訴に来院した。半年前から駅の階段を上がる際に息切れと動悸とを自覚していた。最近,平地での早歩き程度でも動悸を感じるようになった。意識は清明。身長 154cm,体重 49kg。呼吸数 18/分。脈拍 92/分,整。血圧 126/82mmHg。眼瞼結膜は貧血様。大動脈弁領域に駆出性の収縮期雑音を認める。血液所見:赤血球 300万,Hb 8.1g/dl,Ht 23%,白血球 4200,血小板 40万,白血球分画に異常はない。 対応として適切なのはどれか。 a 骨髄穿刺 b 出血源の検索 c 免疫抑制薬の投与 d ビタミンB12の筋注 e 赤血球濃厚液の輸血 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 貧血 101D17 26歳の男性。下痢を主訴に来院した。3年前から通勤途上の電車の中で便意が突然出現するようになり,我慢をすると徐々に下腹部を中心と下腹痛が出現するようになった。駅のトイレに駆け込むと一気に排便があり,腹痛も便意も改善する。 この患者でみられるのはどれか。 a 未消化便 b 灰白色便 c 脂肪便 d 粘血便 e 水様便 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 過敏性腸症候群(下痢型) 101D18 29歳の女性。突然の動悸を主訴に来院した。これまで心電図に異常を指摘されたことはない。意識は清明。血圧 118/70mmHg。心電図を別に示す。 治療薬として適切なのはどれか。 a アトロピン b アドレナリン c イソプロテレノール d ベラパミル e リドカイン × a 禁忌 × b 禁忌 × c 禁忌 ○ d × e 正解 d 診断 発作性上室性頻拍(PSVT) 101D19 48歳の男性。高血圧症と高脂血症とで通院中である。自己血圧測定の結果を持参して定期受診した。最近,血圧変動が激しいことの理由を尋ねたところ,「飲み始めるとついつい深酒になり,朝起きられない。朝食後の降圧薬の服用ができないし,そんな日は無断欠勤してしまう。それでも酒が止められない」と述べた。 この患者の健康上の問題として最も重要なのはどれか。 a 高血圧症 b 高脂血症 c 問題飲酒行動 d 無断欠勤の罪悪感 e 服薬コンプライアンス × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 アルコール依存症 101D20 32歳の男性。意識消失のため搬入された。うどんを食べてすぐに運動をしたところ,全身にじんま疹が出現し,その後,意識を消失した。小麦アレルギーの既往がある。呼吸数 24/分。脈拍 120/分,整。血圧 74/52mmHg。 まず行うべき処置はどれか。 a アトロピン皮下注射 b アドレナリン皮下注射 c ジアゼパム静脈注射 d ドパミン点滴静注 e プレドニゾロン静脈注射 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 アナフィラキシーショック 101D21 8か月の乳児。発熱とけいれんとを主訴に来院した。午前中は元気で哺乳力も良好であったが,午後になって発熱に気づいた。その後,約3分続く全身のけいれんを認めた。発熱もけいれんも出生後初めてだという。意識は清明。身長 72cm,体重 8600g。体温 38.6℃。大泉門の膨隆は認めない。咽頭に軽度の発赤を認める。鼓膜に異常はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。項部硬直とKernig徴候とはみられない。血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。 対応として適切なのはどれか。 a 輸液 b 経過観察 c 抗菌薬投与 d 抗けいれん薬投与 e 副腎皮質ステロイド薬投与 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 熱性けいれん 101D33,101D34(101D34は採点除外) 次の文を読み,33,34の問いに答えよ。 25歳の男性。意識消失発作を主訴に来院した。 現病歴: 受診日の早朝,車を運転中に便意を自覚した。排便したかったが,我慢をして運転を続けた。ガソリンスタンドに車を止めて,車外に一歩踏み出したところで,発汗を認めた。そして頭から血が引いてゆく感じがして気が遠くなり,その場にゆっくりと倒れ込んだ。数秒後に意識は戻り,怪我はなく,歩行することができた。 既往歴: 特記すべきことはない。 現症: 身長 170cm,体重 65kg。体温 36.5℃。呼吸数 14/分。脈拍 80/分,整。血圧 100/80mmHg。眼瞼結膜に貧血はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的に異常所見を認めない。 33 この患者の診断に最も有用なのはどれか。 a 病歴 b 身体診察 c 血液検査 d 胸部エックス線撮影 e 頭部CT ○ a × b × c × d × e 正解 a 34 このような発作を起こしにくい状況はどれか。 a 咳嗽 b 排尿 c 嘔吐 d 運動 e 疼痛 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 診断 血管迷走神経性失神(vasovagal syncope) 101D39,101D40 次の文を読み,39,40の問いに答えよ。 8歳の男児。意識障害のため搬入された。 現病歴: 自転車で坂を下っていて転倒した。「頭が痛い」と泣いて家に帰ったが,転倒1時間後から傾眠傾向となった。 既往歴: 4歳時に小児喘息と診断されたが治療は受けていない。 現症: 意識障害を認め,痛み刺激で開眼する。身長 129cm,体重 30kg。呼吸数 22/分。脈拍 112/分,整。血圧 102/64mmHg。瞳孔径:右 2mm,左 4mm。対光反射は左で減弱している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。 検査所見: 血液所見:赤血球 471万,Hb 12.5g/dl,Ht 40%,白血球 12000。血清生化学所見:AST 28IU/l,ALT 25IU/l,アミラーゼ 90IU/l(基準 37~160)。動脈血ガス分析(自発呼吸,酸素 3l/分投与下):pH 7.24,PaO2 228Torr,PaCO2 54Torr,HCO3- 22mEq/l。 39 直ちに頭部単純CTが行われた。その写真を別に示す。 診断はどれか。 a 脳出血 b 脳梗塞 c くも膜下出血 d 急性硬膜外血腫 e 急性硬膜下血腫 × a × b × c ○ d × e 正解 d 40 CTから帰室後,いびきが激しくなり陥没呼吸が出現した。 まず行うのはどれか。 a 気管切開 b 胸腔穿刺 c エアウェイ挿入 d 用手的人工呼吸 e 輪状甲状間膜穿刺 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 急性硬膜外血腫 101D43,101D44 次の文を読み,43,44の問いに答えよ。 60歳の女性。健康診査で高血圧を指摘されて来院した。 現病歴: 1か月前に健康診査を受けたところ,血圧が高いと指摘され,病院受診を勧められた。~既往歴: 20年前に人間ドックで蛋白尿と血尿を指摘されたが,二次検査では心配ないと言われた。出産は2回で,いずれも正常であった。 家族歴: 母親が高血圧,父親が高血圧と糖尿病。 現症: 意識は清明。身長 156cm,体重 48kg。脈拍 76/分,整。血圧 170/96mmHg。血圧に左右差はない。皮膚に発疹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。下腿に浮腫を認める。 検査所見: 尿所見:蛋白 3+,糖(-),潜血 2+,沈渣に赤血球 10~20/1視野,白血球 0~2/1視野,赤血球円柱(+),白血球円柱(-)。血液所見:赤血球 320万,Hb 9.6g/dl,Ht 28%,白血球 5600,血小板 23万。血清生化学所見:空腹時血糖 118mg/dl,HbA1c 6.0%(基準 4.3~5.8),総蛋白 6.5g/dl,アルブミン 3.9g/dl,尿素窒素 62mg/dl,クレアチニン 4.6mg/dl,AST 21IU/l,ALT 9IU/l,Na 138mEq/l,K 5.1mEq/l,Cl 105mEq/l,Ca 7.8mg/dl,P 5.2mg/dl。 43 次に行う検査として適切なのはどれか。 a 尿培様 b 尿細胞診 c 腹部造影CT d 腹部超音波検査 e 腎シンチグラフィ × a × b × c 禁忌 ○ d × e 正解 d 44 対応として適切でないのはどれか。 a 減塩食 b 低蛋白色 c 降圧薬投与 d カリウム制限食 e 経口糖尿病薬投与 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 禁忌 正解 e 診断 腎不全(急性か慢性化は不明だが,病歴からは慢性の可能性が高い) 101D47,101D48(101D48は採点除外) 次の文を読み,47,48の問いに答えよ。 54歳の男性。意識障害を主訴に来院した。 現病歴: 5年前に1型糖尿病と診断され,インスリン治療を開始した。1週前から38℃台の発熱と咽頭痛とがあり,2日前食欲低下と嘔気とを認めたためインスリン注射を自己中止した。今朝,意識がもうろうとしているところを家族に気付かれた。 家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識はJCS Ⅱ-20。身長 176cm,体重 60kg。体温 37.3℃。呼吸数 30/分。脈拍 92/分,整。血圧 124/76mmHg。貧血と黄疸とを認めない。舌は乾燥している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾は触知しない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖 4+,ケトン体 3+。血糖は簡易測定器で測定可能範囲を超える異常高値である。 47 検査で最も必要性が低いのはどれか。 a 血球 b 血糖 c 含窒素成分 d 脂質 e 電解質 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 48 生理食塩水の点滴と静脈内インスリン持続注入とによって患者の意識レベルは一時改善したが,やがて再び意識障害が進行した。 治療方針を決めるために最も有用な検査はどれか。 a 頭部単純CT b 脳脊髄液 c 脳波 d 心エコー検査 e 心電図 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 糖尿病性ケトアシドーシス(DKA) 100E29 湿疹について誤っているのはどれか。 a 掻痒を伴う。 b 非伝染性である。 c 小水疱を形成する。 d 表皮の炎症である。 e 数時間で消退する。 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 100E30 アトピー性皮膚炎に特徴的でないのはどれか。 a 掻痒 b 虹彩炎 c 白内障 d 対称性皮疹 e 血清IgE増加 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b 100E31 労作性狭心症で正しいのはどれか。 a 針で剌すような痛みである。 b 痛みは頸部や肩に放散する。 c 痛みが数秒間持続する。 d 発作は空腹時に起こる。 e 硝酸薬は無効である。 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100E32 脳梗塞の発症に関連しないのはどれか。 a 脱水症 b 糖尿病 c 僧帽弁膜症 d 過換気症候群 e 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 100E33 第4頸髄の脊髄外傷でみられるのはどれか。 a 頻脈 b 嘔吐 c 呼吸困難 d けいれん e 意識障害 × a × b ○ c × d × e 正解 c 100E34 鉄欠乏性貧血でみられるのはどれか。 a 黄疸 b 脾腫 c 鼻出血 d チアノーゼ e 収縮期雑音 × a × b × c × d ○ e 正解 e 100E35 うつ病について正しいのはどれか。 a 自殺は少ない。 b 気分転換で改善する。 c 薬物治療に反応しない。 d 意欲の障害がみられる。 e 気分の日内変動はみられない。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 100E36 小児の腹痛の原因として最も多いのはどれか。 a 便秘症 b 胆嚢炎 c 腸重積症 d 急性虫垂炎 e 鼠径ヘルニア ○ a × b × c × d × e 正解 a 100E37 便秘症の原因として考えられるのはどれか。 a 胆石症 b 慢性肝炎 c 慢性膵炎 d 高尿酸血症 e 甲状腺機能低下症 × a × b × c × d ○ e 正解 e
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サヴァン症候群 サヴァン症候群は、知的障害や自閉症などを持つ人物が、常人の及ばないような特殊な能力を発揮する症例のこと。 映画「レインマン」の登場人物として一度見たトランプの絵柄を全て記憶し、どれだけシャッフルされても位置がわかる能力を持つ知的障害者が描かれ有名になった。 日本人では山下清はサヴァン症候群ではないかと言われている。 見た物を写真同様に記憶できる能力や、複雑な計算を素早く暗算できる能力、譜面が全く読めないのに複雑な曲を一度聴いただけで再現できる能力など様々な能力があるが、特に記憶能力に特化された症例が多い。 だが、対象物が変わると全く記憶できないこともある。
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F 過換気症候群